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Another Summer Story

軽井沢でひと夏をすごす幼なじみとその仲間たち。
彼らの軌跡を高校生のとき(風の住む扉)から、二年後(水の中の散歩者、月の下の彷徨者)まで描きます。

 風の住む扉      
99年秋に発行。軽井沢の幸福の谷で再会した幼なじみたちの交錯する想いの果ては……。

準備中。


 水の中の散歩者  
『風の住む扉』から二年後の物語
それぞれの道を歩む彼らのその後は……。


――たぶんぼくは月を取ってほしいと泣く子供なんだよ。自分の手の届かないものばかりをほしがっている。
壊れたコテージの前で漆黒の髪の青年が白い花束をかかえて泣いていた。
十九歳になった彼は禁断の未来をかいま見て、兄への許されない思いを封じこめようとした。
――特定の相手しか自分の欠落を埋められないと思いこむのは、呪われた狂気だ。
月に手が届かないなら、水に映った月を愛そうと彼は決意するが、運命の扉は思ってもみない未来を開いた。
交錯する愛と友情の流れつく果てには……?

 月の下の彷徨者   
『水の中の散歩者』の後半部です。

――いっしょにいるだけで心地よかったから、深く考えてみることなんてなかった、今まで。
仲のいい兄弟のように育った幼なじみは、いつしか次のステップに踏みこんでいく。それは彼らにとって幸せなのか、不幸なのか。
――未来は変えられないのか。どうあがいても同じ未来しかないのか。
最愛の兄の死を予見した真琴は、運命に反抗するために禁断の果実をむしりとろうとする。
兄弟に限りなく近い愛情、愛情に近い友情、肉親の枠を越えた愛情、さまざまな想いは大きな流れに巻きこまれる。
行きつく先に見えるのは光か闇か……?

 作品の覚え書き
執筆当時のことをふりかえり、作品制作にまつわる思い出を語ってみました。

★作品の覚え書き